ジャズ・フュージョンの楽譜・教則.jpg

VOL.351 インコグニートINCOGNITO/ビニースザフェイスBeneath the Surface

某ホテルの地酒の催し。ビールに日本酒、焼酎、ワイン、何とも口当たりのよい美酒に酔いしれ、お開きには誰とも無く「飲み直しましょうか」と。
意気投合で近くの店へ。
これが何と全員初対面というセッティング。
でも、そのことに待ったく気付かないほどに全員が人見知りしないというかサッパリした面々。
僕以外はデザイナーなんかのクリエイティブで、まあ僕もその世界にいたので全く違和感無くて。
いやー、久しぶりに涙が出るほど笑ってよい酒でした。

さて、今日のお題目は、インコグニート。
アシッドジャズってやつですね。
ジャズフュージョンに凝り固まっていた僕はこのアシッドジャスってものを知らなかったのだけど、教えてくれたのは、逆にジャズフュージョンを教えて欲しいと言っていたデザイナーの女性でした。
ポップスを聴いていた彼女からすれば、ちょっとジャズ寄り。
そして、僕からすればちょっとポップス寄り。
フュージョンというのがある意味”中間”ならば、このアシッドジャズというのも正に”中間”なわけです。
これが何とも心地よい。演奏も高い技量で十分に楽しめます。

特にこのインコグニートは、やっぱり見えない魅力が”イギリス”っていうとこでしょうか。
例えばLEVL42のロックっぽさをジャズっぽくした感じ?アメリカではないちょっと陰を持った独特の香りがいい感じです。

16ビートでダンサブルなノリがこのての音楽の象徴かもしれないけれど、このアルバムで結構聴いてしまうのがミドルバラード「a shade of blue」。エンジェルのごとく突如現れた意中の人。でも、気がつけばその人は手の届かないところにいる。そんな体験を「バラが蒼い陰に変わることを知った」と何とも切ない表現です。誰にでもあるこの叶わぬ恋をクールに歌い上げるのがメイザリーク。いやー大人だわ。

インコグニート。なるほどポップスを卒業したい女性にはもってこいかもしれないですね。


ビニース・ザ・サーフェイス
ビニース・ザ・サーフェイス
posted by groove! at 17:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 歌ものファインプレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

VOL.350 チキンシャックCHICKENSHACK IV

先日、久しぶりに東京へ仕事で行ってきました。5ヶ月ぶりくらいかな、東京にいる人は何とも思わないだろうけど、僕ら関西人がたまに行くとやっぱり刺激的ですよ。
仕事も情報が集中していて面白いのだけど、仕事の後もこれまたお金がいくらあっても足りないわ。

さて、東京の人がいっぱいの雑踏で聞く音楽は、ちょっとズバっとハマル系統がありますね。
そういう意味ではフュージョンはアーバンタッチなものが多いので都会の風景にマッチするのかもしれません。そうですね、例えばディメンションなんてのは都会じゃないと逆にグッとこない部類かも。
そして、歌ものだと、例えばチキンシャック。
もちろん、歌を抜いても凄いメンバーなので十分に成り立つわけだけど。

CHICKENSHACK W
出だしのBODY SLAM、いきなりは、ぶっきらぼうなドラムのフレーズ。マービンメイカー。
何とも色気が無いというかサスティーンも無い無愛想なタムとスネアの音色。
今じゃ高校生の文化祭でももうちょっと色気ある音で演奏してるよ、と言う暇も無く、他の楽器がかぶってくると、なるほど、この音色しかないわ。
デレクジャクソンのベースもこれまた愛想もへったくれもなくて。でも、これしかないって感じで。
いやー、クールなバンドだ本当に。

でも、ドラマーはじっと耳を傾けて欲しいのだけど、このマービンメイカーのドラム。
リズミカルな曲をはじかせているのは、バスドラとハイハット。
ハイハット開けてる長さとかね、バスドラも「楽譜なんかねーよ」って感じで。
で、何で、それなのに曲にパンチがあって重たいの?
スネアが逆にいっぱいいっぱいタメのタイミングでズッシリ感があるわけね。
走っているのにもたってる?って感じ、凄いわやっぱり。
グルーブってのは正にこのこと。
彼が参加しているアルバムも他にはそんなにも無いからドラマーは是非聴いてみて下さい。

それにしてもチキンシャックのアルバムのジャケットって毎回同じシリーズで。
僕は勝手にホテルの部屋を想像してしまいます。
(今回BODY SLAMの歌詞もホテルの部屋が出てくるし)
そこに毎回、大人の女性がいます。このアルバムは手だけ。
でも主人公はこの女性じゃなくてね。
「僕」です。そうあなた。
まあ、女性なら自分をこのジャケの手に投影してもらえれば。
チキンシャックの曲は基本ラブソングが大半。
でもね、LOVEの中身が大人でね、軽いも重いも純粋も不純も全部ね。
まあ、男と女はそんなもんでしょ。

早い話が子どもは聴くなっていうジャケットですか。
まさに大人のR&B,ファンクですかね、やっぱりこの世界観には惹かれるわ。




CHICKEN SHACK 4




CHICKENSHACK IV
posted by groove! at 01:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 歌ものファインプレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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