ジャズ・フュージョンの楽譜・教則.jpg

VOL.366 インコグニートINCOGNITO/TALES FROM THE BEACH

よくもまあ毎日いろんな事が巻き起こる。まあ、これだから仕事は面白い。
出会い、始まり。
そして、終わりもあるね。
持ちきれないから捨てることも必要。
酸っぱいね。

アシッドジャズ。
フュージョン、ジャズ、AOR、クロスオーバー、ファンク、R&B・・・
ある程度”テクニック至上主義”的な音楽の聴き方をしていた僕にとってそれは”?”の世界だったわけです。
教えてくれたのは当時29歳の普通の人。
「で、音楽とかはやっぱりカラオケとかで歌うような?」
「いえ、カラオケは歌わないこともないけど、アシッドジャズが好きなんです」
「え、何ジャズ?」
当時、この音楽はクラブシーンから来たんです。

さて、仕事場が酸っぱくなってきたらちょっとCDを入れてみる。


Tales From the Beach
Tales From the Beach

文句無いね。
仕事がすすむ。
さて、このアルバム、2枚組で1枚はDVD。
ただね、DVDはライブがいろいろ入ってるんじゃなくてブルーイのメッセージ。
これはこれで僕はこのバンドについて思いも深まった気がします。

ブルーイ曰く。

「レコード会社はポップミュージックをまるでビスケットや車を売るかのように扱っている。
インコグニートはもっと魂を込めて音楽を作っています。
私たちは実際に身の回りに起こったことを歌うことや、他の誰にもまねできないものを演奏するという使命から私たちは逃げられないのです。
つまり、ジャズ、ファンク、アシッドジャズは人々の心に癒しを与えます。
何故なら素直に気持ちを表現する音楽だからです。
そこには嘘もなければ作り話もありません。
リアルなのです。
みんなの心の深いところで私たちの音楽を感じてくれているのです・・・」

ブルーイ.jpg


そうですね、
仕事とはいえ、うわべで付き合って見えないところで裏切られるのも、もう懲り懲りですね。
嘘、作り話・・・できるだけ見たくも聞きたくも無いんです。
素直にそのままの心情で気持ちを伝えられて、応えてくれる。
そんな人たちと過ごすことは、多分、お金儲けより大事に思えてきました。
だから音楽も質の高い音楽を聴きたいね。



さて、例のこの素晴らしい音楽を教えてくれた彼女はというと、
たまにメールしてきては「元気ですかね?ところで今、何聴いてますかね?」と。
このブログは知ってるけれど、この頃聴いてるのが知りたいわけですかね?
きっとこの号も読んでくれるだろうし、今度お返事を。

でも、いつもすすめたアルバムの感想などが来て、あなたの素直さには癒されますよ。
と、メールじゃ照れくさいのでこっちで書いとくことにしますかね。








posted by groove! at 18:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 歌ものファインプレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

VOL.362 井上陽水/陽水Uセンチメンタル

お盆休み、今年はちょっと短めでしたかね?猛暑の夏、少しは骨休みできましたか?

さて、夏らしい曲は世の中にいっぱいあるけれど、
爽やかとかじゃなくて、”暑苦しさ”を描いたような曲。
そう言えば、陽水はこの夏の暑さが出てくる曲がちらほらあるんですね。
暑い夏、夏まつり、サナカンダ、8月の休暇、少年時代、SUMMER、もうじき夏が来る、事件、夕立、夏の終わりのハーモニー・・・
うーん、思いつくだけでもいろいろある。
そんな中で何とも暑苦しいというか、ドロッとした暑さを描いているのが「かんかん照り」
2枚目のアルバム「陽水Uセンチメンタル」ですね。

1年後に「氷の世界」で不動の地位を築く陽水ですが、このアルバムって、やっぱり名盤だと思います。
ストレートですね。
何かを揶揄してるの?どこかに毒があるの?と思うくらいのストレートな曲もあるし、
もう、何でこんな描写を込めた詞が書けるの?と感じる曲もあります。
今や普通のつくられた商業ミュージックには絶対にない醍醐味がこの時代の最大の良さかもしれないですね。

名曲が続く中、レコードだった当時A面の最後を飾る曲が「夜のバス」
この曲以外の編曲は星勝、そして、唯一この曲が深町純なんですね。
当時はミニコンポなんて無くて、結構大型のステレオセットが普通で、音量は普通にデカめで聴くわけですが、
フェードアウトで終わったと思って、レコードを裏返しにセットへ近づくと・・・これに肝を抜かれたのは僕だけじゃなかったでしょうね。
(聴いてもらったらわかります)
B面を聴くのがもうワクワク感いっぱいというか、どうなるんだろう?というかちょっと怖いような、音楽で心を動かされた記憶が今でも鮮明に残っています。

おまけとしては、高中正義が4曲ベースで参加しています。(ギターでは参加していません)
そう、かんかん照りのベースは高中正義です。
そして、名曲「東へ西へ」のベースも高中です。
うーん、そう言えばどこかギターっぽい?
というか、高中のギターの基礎がこのベースにありそうな気がしてならんです。

そして、この何ともストレートなアルバムタイトル「センチメンタル」
タイトル名と同じ曲が無いんです。
でも、僕ら男性が陽水の何に惹かれる?と聞かれたら、今になって思うのは、
ひょっとしたら、普段押し殺しているけど、本当はみんな持ってる「センチメンタリズム」じゃないかなあって・・・

弱音吐けない時代だしね。


陽水II センチメンタル
陽水II センチメンタル
タグ:井上陽水
posted by groove! at 22:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | 歌ものファインプレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

VOL.351 インコグニートINCOGNITO/ビニースザフェイスBeneath the Surface

某ホテルの地酒の催し。ビールに日本酒、焼酎、ワイン、何とも口当たりのよい美酒に酔いしれ、お開きには誰とも無く「飲み直しましょうか」と。
意気投合で近くの店へ。
これが何と全員初対面というセッティング。
でも、そのことに待ったく気付かないほどに全員が人見知りしないというかサッパリした面々。
僕以外はデザイナーなんかのクリエイティブで、まあ僕もその世界にいたので全く違和感無くて。
いやー、久しぶりに涙が出るほど笑ってよい酒でした。

さて、今日のお題目は、インコグニート。
アシッドジャズってやつですね。
ジャズフュージョンに凝り固まっていた僕はこのアシッドジャスってものを知らなかったのだけど、教えてくれたのは、逆にジャズフュージョンを教えて欲しいと言っていたデザイナーの女性でした。
ポップスを聴いていた彼女からすれば、ちょっとジャズ寄り。
そして、僕からすればちょっとポップス寄り。
フュージョンというのがある意味”中間”ならば、このアシッドジャズというのも正に”中間”なわけです。
これが何とも心地よい。演奏も高い技量で十分に楽しめます。

特にこのインコグニートは、やっぱり見えない魅力が”イギリス”っていうとこでしょうか。
例えばLEVL42のロックっぽさをジャズっぽくした感じ?アメリカではないちょっと陰を持った独特の香りがいい感じです。

16ビートでダンサブルなノリがこのての音楽の象徴かもしれないけれど、このアルバムで結構聴いてしまうのがミドルバラード「a shade of blue」。エンジェルのごとく突如現れた意中の人。でも、気がつけばその人は手の届かないところにいる。そんな体験を「バラが蒼い陰に変わることを知った」と何とも切ない表現です。誰にでもあるこの叶わぬ恋をクールに歌い上げるのがメイザリーク。いやー大人だわ。

インコグニート。なるほどポップスを卒業したい女性にはもってこいかもしれないですね。


ビニース・ザ・サーフェイス
ビニース・ザ・サーフェイス
posted by groove! at 17:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 歌ものファインプレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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